感情7号線

うつむいてるくらいがちょうどいい

2019年1番聴いたバンドは間違いなくThe Whoops

2019年のまとめ系のブログは、その年の間に書くべきなんですけどフープスに至っては年が明けた111日にワンマンあるからそれを受けて書こう!って思っていました(という筆不精の言い訳)

 

f:id:ishinami_7:20200112221006j:image  f:id:ishinami_7:20200112221026j:image

 

2019111日(土)『北浦和KYARA閉店記念The Whoopsワンマン「どうして」』観に行きました。夜を越えても余韻が抜けなくて困るくらい、楽しかった。

この時私はフープスを観るのが初めてでしたので、記念すべきエモワンマンに私のような新規が行ってしまって良いのかという葛藤(ソールド公演だし)がありつつもイープラスの瞬殺第二次で頑張ってチケット取ったんだから楽しませてくれや、な気持ちもありつつ。

 

正直閉店してしまう北浦和KYARAというハコも初めてなわけで。わまりのエモエモなお客さんとの温度差あったらどうしよう…と思いながら1曲目「ロマンチック」のイントロの波に押され流され図々しくも2列目に。メンバーの顔バッチリ見える位置でみんな笑顔で本当に楽しい、終始楽しいライブだった。フープス本人達が湿っぽくしないでずっとやっていたのが良かった。

 

「遠い街まで行く 君と手を繋いで」なんていう鬼エモな歌詞を、オーイエ―!!なんてテンションで大合唱させてうれるバンド、フープスしかいないっしょ。

そういうところが好きなんだよな……

 

という話をこのブログでしていきたいと思います!

昨日のライブのセトリをふまえつつ(セトリの紙くれるところが好き。対バンの尺でもツイッターに毎回セトリ載せているところも好き。全部好き。)

いかにフープスが私の心を奪っていっちゃったのか。書きたい。

 

とその前にまずは馴れ初めから…

私の音楽の趣味から好きな男性の顔のタイプにまで理解のある親友がいて。その子に結構前に「フープスってバンド、曲もボーカルの顔も好きそう」って言われてて、しかし私はYouTubeで音楽をあまり聴かない星の元に生まれてしまったのでその時はスルー。(今思うと勿体なさ過ぎる)

2019年の夏に、その親友からウォークマンの中身のオススメをごっそり貰う、という音楽乞食する回があって、その中にフープスもいた。

「おっこれが私が曲もボーカルの顔も好きそうなバンドか~暇だし聴いてみよかな~すいませーん!」という“エンタの陣内”みたいなノリで聴いたら良すぎてまんまとハマっちゃった。

だから夏以降フープス聴きすぎて私の中の2019年のバンドがフープス。

 

ひとつ訂正をしておくと、ボーカルの顔好きそうかと見せかけてドラムの須長さんの顔がめちゃくちゃ良いということ。というか体型とたたずまいがドストライクすぎるので、石並新規の方は覚えておいてください…(何が?!)

昨日もドラムがよく見える位置にいたので須長さんをずっと見つめるキモ客と化していたんだけど、ドラムめちゃめちゃかっこよかった~~~~~~~~

 

フープスの何がそんなに好きなんだろうって考えたのですが、やっぱり「歌詞」(言うと思った~!)

私は、音楽聴く時歌詞を最重要視するからまあ当然の結果なんだけど、フープスの良いところは私が普段聴いているバンドの歌詞で陥りがちな「共感しすぎて辛くなる」というのが無いところ。

聴いていて、「ウッ」ってならない。なのに、「ああこういう似た感情あったかもな、」っていう疑似共感させてくれる描写が多すぎる。

同じバスに乗れなかった経験はないけれど、もしかしたら過去にそんな経験していたかもしれない。追いかける距離を眺めていたのかもしれない。

 

演奏も曲も、あまりにも上手すぎないのも良い(※褒めてます)んだけど、サビへの盛り上がりの持っていき方がクセになる曲が多すぎ。

コーラスも良いですよね!!!!!!!キイチビール然りベランパレード然り、女の子がコーラスの曲が好きなだけ説があるんですけど。フープスのコーラスは飛びぬけて良い気がする。森ちゃんさんパートにだけ集中して聴いてみても楽しいし。

 

まとめると、演奏技術見せつけ系のイケメンバンドが歌う薄っぺらい歌詞、の真逆バンドって感じがして好きにならないわけがなかった。

 

あとはメンバーが面白すぎる。特にベースの女の子・森ちゃんさんのツイッター。私もお笑いが好きだからM-1のある12月の日曜日に予定が入ることを恐れているツイートは宮田さんの歌詞より酷く共感してグッときたし、ママタルトとのスリーショット最高。MCもばっちり面白くて下手したら芸人さんよりも面白いよ……あと昨日真近で見て思ったのは肌が綺麗すぎたということ。スキンケア用品何使っているんだろーーー

宮田さんもインタビューでタモリ倶楽部出たいアメトーーク出たいって言ってて最高か?となった。マジでタモリ倶楽部が似合うバンドすぎる。トリプルファイヤー吉田さん的な。

イケメン須長さんのラーメンのインスタも、辛口評価すぎて面白いです。

 

 

前置きがバカみたいに長くなってしまったが、ここからライブの感想というか特に好きな曲の好きなところを書いていくよ~!

 

f:id:ishinami_7:20200112221052j:image

 

【ロマンチック】

フープスで1番好きな曲。それから始まるライブ、最高でしかないよね!!逆にM-1の笑神籤でロマンチックを1番手に引いてくれたらどんなに嬉しいか。

「素敵な言葉を探していたい」っていう言葉がもう素敵。幸せな歌詞か?と思いきや多分そんなでもない葛藤が含まれていたり「君とは次の駅まで、なんだか寂しくなってく」って歌詞!!!優勝!!!!!!“次の駅まで”っていう表現がさ…良いよね……

韻をふんだんに踏んだ歌詞(掛けてるよー!)が効いてて心地よいしカラオケで歌いたい。

 

 

【春について】

フープスの歌詞あるあるを早く言うとしたら、春がち♪と思うんだけど。私は季節の中で断トツ春が嫌いすぎて毎年ギャー!!となる。春=変化っていう図式があるからなのか。そんな季節の移り変わりをも歌詞にできるのはすごい。「ああ、美しい言葉で 偽りない心で 君と話してみたいのだ」が好きです。

 

 

【ドライヴ】

好きな人とのドライヴで聴きてぇ~~~~!!

おはようもおやすみも言い足りないなんて経験ないのに、そんなことがあったような気持ちになる曲ですよねこれは…。イケメン須長さんのコーラスも良い。(声が良くてドラム叩けて顔もかっこいいってなんなんだよ…)

 

 

【ドアー】

トンデモ鬱展開な曲。爽やかにこういうことも歌ってしまうからすごい…

サビの、幸せなものの羅列が、絶妙ですごい。ここだけは本当に感動して共感してしまう。

「すごい」

 

 

東京メトロ

サビへの盛り上がりが上手いランキング1位!!A メロBメロが大人しめなのはサビへの伏線…?バンド界の和牛…?と思ってしまうほど。

そんな冒頭にも「思いもよらない乗り合わせ」「想い最寄らない待ち合わせ」など言葉遊びがあって良い。

寝ても覚めても君を想っていて」と歌えてしまうところ、「正しいことや難しいこときっと僕の言葉で伝えたいだけ」も宮田さんらしい歌詞。

何より東京メトロっていうタイトルが良いですよね、電車を題材にした曲が好きすぎるので…(湘南新宿~への伏線)

 

 

【ショートヘアー】

女の子の髪型の変化だけでこの一曲を作れるの、すごくない…?

途中のメロディもクセになるし「さよなら言わなきゃな」みたいな切な展開まであってさ。

ショートヘアーにした女の子に「失恋、カナ(^_^;)?」しか言えないオジサンに聴いてほしい。

 

 

【リビング】

サビのハモリが本当にすごいです!!!!!!!

冒頭のベースもすごい!!!!!!!森ちゃんさんはすごい!!!!!!!!!!!

 

 

【天気予報】

とにかくメロディが好きな1曲。「小説のページをめくるよベイベー」のあとのギター良すぎないですか??

 

 

【同じバスに乗れたなら】

半年くらいしか曲聴いてない上に昨日が初ライブだった奴に言われたくないとは思うのですが、歌詞を書いている宮田さんはこういう人なんだろうなぁ、って勝手に思える2曲のうちの1曲。(もう1曲はセンチメンタル)

「僕は相変わらず」の一言で色々と想像ができる。「どこへ行けたんだろう」っていう後悔でもない妄想というか。(その分宮田さんの結婚しましたツイート、滅茶苦茶良いですよね……)

こんな切な悲しい曲なのにラストの転調が楽しい!ライブでは飛び跳ねてしまった。

 

 

【センチメンタル】

「あの距離を追いかけて 踏切で通せんぼ 思い出す頃 君はいないんだね」

「追いかける距離を眺めてた」あたりの歌詞は作詞者の人柄想像させポイントでは?

ロマンチックの次に好きな曲なので、もしかしたら今日演奏しないんじゃ…?の不安が過りつつも、ライブだと音源とこんなに曲の印象変わるのか!とびっくりした。

 

 

【花と街】

やった~!かなり早い曲なのに終盤で聴ける喜び~!(IKKO

“街”がタイトルに入っているの良いですよね。“街”を題材にした作品に悪いものなんてないので…。

 

 

【衛星】

本編ラストは。この曲もサビへの持っていき方がすごく良い。MVも良い。

シンプルエモ。本人たちが大事にしている感が伝わってきて、良い。

初ライブがゆかりのライブハウスの閉店記念ワンマンとなったけど、今後何年か経ってもまだフープスが好きでライブを観たら、この時のこの曲を思い出すんだろうな~

 

 

湘南新宿ラインのテーマ】

まってました!アンコールのラスト。バンドのライブで、(そういえばあの曲まだ聴いてないけどラストにやるかな…でももしやらなかったらどうしよう…)となるのがワンマン終盤あるあるだと思うんですけど(私だけかな?)この不安マジでいらないですよね。

それぞれにエモい路線っていうのがあると思うんですけど、それが湘南新宿ラインであるかのような錯覚を覚えてしまうほど、作りこまれた歌詞だなあと思う。

というかたまに乗るし。埼京線が行っちゃって、クソ!という気持ちの時に。だけどこの曲は大好きです。

「遠い街まで行く 君と手を繋いで」というサビがやっぱりエモ人間の心をくすぐる。“街”と“君”は、反則だよ~(cv.納言みゆき)

 

 

【渚】

ダブルアンコールで出てきたものの「ダブルアンコールやらない方がかっこいいと思うのですが…」って宮田さんが言ったら、会場がえ~…となったので持ち場に着く3人。サービス精神の権化か?

「渚やってないなぁ…」「渚でいっか?」という公開打ち合わせ→(曲調が速いので)ドラムスイケメン須長さんの承認を得て、渚!

3番目くらいに好きな曲だから聴けてマジで嬉しい~~~!

「あなたにとってはそれは記憶で 僕にとってはそれは思い出で」って歌詞、すげーな…

記憶と思い出じゃ全く別物だし、それに気付く宮田さんの感受性の豊かさ……

そんな人が書く歌詞に、良いなと思えるような性格で良かったです。

 

 

 

と、まあこんな感じで。

ライブの感想チックな場面が最後の渚しかなくてほぼ曲を褒めちぎる回になってしまいました…(ここまで読んでいる人いるのか?)

本当は全曲書きたかったけど、パソコンのキーボード打つのが面倒くさいのでやめます!

そいえば知らない曲もいくつかあったので、その音源もどうにかして手に入れないとな~。

 

 

ライブ終わっても体から多幸感が抜けず。なんかきっと上の階に行ったらご本人達いたのでしょうけど、緊張して話せないと思うので名残惜しくも今月末で閉店してしまうライブハウスを後に。

(どうして芸人の出待ちは出来るのにフープスの出待ちは出来なかったんだろう)(突然の東方神起

 

f:id:ishinami_7:20200112221117j:image

 

ツイッターで言ってた、宮田さんの元バイト先の看板の写真を撮り。

 

オススメのラーメン屋「つばめ軒」まで行くも混んでいて外にまで人がいて(多分フープスファン)入るのを断念。食事のために並ぶのが一生できない体なんです。

 

f:id:ishinami_7:20200112221148j:image  f:id:ishinami_7:20200112221203j:image  f:id:ishinami_7:20200112221220j:image 

ライブ前に入った『越コーヒー』という喫茶店の「焼きチーズカレー」「浦和珈琲」は美味しくて落ち着く味でした。黒い食パンが有名らしいのだけど、ライブ前で買えなかったので、いつか北浦和来た時に買いたいな。その時につばめ軒リベンジしますかっ!

 

きっと北浦和に用事なんてもうないだろうけど。でも街フェチの心をくすぐる良い駅周辺でした。元カレに住んでいてほしい街ランキング1位。

 

とかいいつつ最寄駅から電車で30分くらいなので下手したら新宿とか行くより近いです。

 

 

最近はお笑いライブの快適さに甘えて(座れるし開演ギリギリに行けるし疲れが翌日に響かないしチケット代安いし転換早いし)バンドのライブに行かなくなってしまったけど、たまに行った時の破壊力は最高で。

フープスは良い音楽はもちろんお笑いの面でも満足させてくれるので近いうちまた観に行きたい。行きます!