感情7号線

うつむいてるくらいがちょうどいい

俺なりの漫画の話

 

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あーーーめっちゃ良かったですこのイベント。

スマチケのアンチだったけどまさかの整理番号1番で。今まで数々のライブやイベントに行ってきたけど1番なんてことなかったからな。

 

ゲリラ豪雨みたいな突然さと勢いで花沢健吾さんのことが好きになってしまい、そんな時に告知されたものだから 行くしかない!!ってなってありがたいことにチケットも当選。

 


今まで好きな漫画聞かれた時に迷うことなく押見修造さんの惡の華って言っていたけれど、これからは花沢健吾さんのボーイズ・オン・ザ・ランと言ってしまうかも……

 


そもそも今まで押見修造さんより好きな漫画家は現れないと思う、惡の華より好きになれる漫画に今後出逢えるのか心配……なんて思っていたのにあっさりと花沢健吾さんのことが好きになってしまった。ボーイズ・オン・ザ・ランより良い漫画に今後出逢えるのでしょうかゾンビになりそう。

 


普段は常に考え事していて考えて考えてネガティブまっしぐらな割にこういう時だけあっさりしている自分の性格、嫌いじゃない。

 


あ!!ここで注意してほしいのは押見修造さんのことは今でもファンで惡の華は私の人格形成漫画第1位です。これは一生。

 


こういう、あっさり突然好きになる系のことが多くて良いのやら悪いのやらという感じ。

 


例えば音楽で言えば、高校生の頃はアーバンギャルドというバンドが好きでずっと追いかけていたけどあっさり突然クリープハイプが好きになった。

珍しいことにクリープハイプは今も好きでこんなに好きが長いことは奇跡レベルで、そこに同じ熱量で遅れてきた銀杏BOYZの波、という感じ。

 


趣味における乗り換えは良いけどこれを人間関係に持ち込むのは良くないよな、と思って人とは深い関係を築かないようにいつもしている。まあこの話は置いておきましょう……

 


ちなみにアーバンギャルドは今ではもう全然聴いてないけど人格形成バンド第1位ではある。私は惡の華アーバンギャルドで出来ている。

キャー!(cv.トム・ブラウン布川)

 


自分のことが嫌いだから何かを好きになっていないとやってられないんです。

 


あとまあこれに付随して、最近の自分の中のモヤモヤを解消するために言わせてもらうと、

今この瞬間が最高で、これ以上の最高がないんじゃないかという怖さに絶望しがちだけど今後きっと今を超えてくれる何かに出逢えるんだよということ。

 


春から生活に変化が起きることがもう、絶望でしかないけどもしかしたら今より良い毎日になる可能性は1%だけでもあるよと自分に言い聞かせている。

 


言い聞かせているだけで絶望なのは同じだから先のことは最近はあまり考えないようにしているから漫画の話に戻るのですがなんで今まで花沢健吾さん読んでこなかったんだろうね、確実に私好きじゃん……

 


ボーイズ・オン・ザ・ランから入って、特火点読んでアイアムアヒーロールサンチマンを読んだ。アンダーニンジャとたかが黄昏れも発売日に買ってその2日後くらいに丁寧に読んだ。やっと彼の現在進行形に追いつけたことが嬉しくて噛み締めた2日間。

 


ボーイズ・オン・ザ・ランはただのボクシング漫画じゃない、とにかく主人公が何やってもうまくいかないし爽快感も無くて悲しくなってくる。

 


アイアムアヒーローの主人公もダメな人間を描いているけど読んでいくうちに英雄のことを好きになっていく自分がいたなぁ…これは恋愛の方の好き

だから女キャラ2人の感情の変化を描くのか上手すぎて圧巻したし、レビューとかでは最終回ボロクソ言われているけど私はこの終わり方が好きだった。

 


ルサンチマンの主人公はとにかくデブでハゲでもうどうしようもなく描かれている。これは上記2作みたいに主人公のこと好きになれないよな~w と思っていたけれど最終的に主人公の幸せを願わざるを得ない展開になってしまった。

しかし漫画みたいにうまくいかない。そこが、花沢さんの作品の良いところ。漫画なのに。

 

 

 

なんだかうまくまとめられないや。そもそも好きになるのが遅すぎた典型的な例だよな。銀杏BOYZ然り。というかバレてると思うけどボーイズ・オン・ザラン読み始めたきっかけも銀杏の名曲ありきだしな。

 


かと言って今から真新しいものに夢中になれるような毎日でもなく。さっき言った不安な将来への絶望みたいな雲に覆われている感じでこんなにも切ないのに、その隙間からわずかな光が差してくれた、こんなタイミングで花沢さんを好きになったことは、こういう風に例えられると思う。