クリープハイプ「一夜限りの使い捨てワンマン」
クリープハイプ「一夜限りの使い捨てワンマン」@新木場STUDIO COAST
行ってきました!
新木場でクリープワンマンを観るのは2回目、前回は去年の11月でまだ学生だった。帰りの電車の中で無音でM-1決勝進出者発表動画を観て、見取り図にもらい泣きしそうになったりトム・ブラウンに驚いた記憶がまだ鮮明。
今は社会人になってしまい、ライブに行ける保障がなくなったので音楽のライブもお笑いのライブも数が減ってしまった。
そんな時、たまたま10月の第2週付近で夏休みをとっていた私にクリープハイプがワンマンライブを行うとの朗報が!絶対行く!!!!!!
モバイル会員なので当たるっしょwwと余裕こいていたら外れ、「終わりでーす(cv.三四郎小宮)」の気持ちでいたらこっとりチケットお願いしていた友人が当ててくださって(!)いたので大(おお)恩恵にあやかり行けることに。
Bの2桁台だったけどメンバー4人を司会におさめられるほどには前の方に行けて、新木場STUDIO COASTあるある、前行けがち♪がさらに証明される結果に。
今回は特にセットリストが良かったのでその順番で感想述べていきますね。
1.栞
一曲目何だろう、あ!「ラジオ」かな~?!なんて思いつつ無難に栞。
だとしても本当にこの曲は良すぎ、この手の曲ですら名曲作れる尾崎世界観、もぉ~なんなのぉ~のクロちゃんになってしまう代表曲ですわ。
2.イト
やるだろうとは思ってたけど2曲目!早い!
やるだろうな曲を早めにやってくれることほどありがたいものはない。
3.かえるの唄
メンバー、この曲めっちゃ好きじゃない???毎回聴く気がする。
4.愛の標識
(こっから17曲目くらいまで)エモ、入ります。
5.NE-TAXI
まさかな選曲!!嬉しい……去年の冬、狂ったようにこの曲ばかりずっと聴いていたので懐古の“ゾーン”に入ってしまった。
6.さっきはごめんね、ありがとう
尾崎さんとカオナシさんのハモりがめっちゃ良いんですよこの曲。これが入ったアルバム「吹き零れる程の~」の中でもかなり上位で好きな曲かもしれない。
それくらいは歌じゃなくても…っていう表現がクリープハイプっぽくて個人的に好きだなってずっと思っている曲。
7.一生のお願い
さっきはごめんねからのこれはズルすぎない??????
一生のお願い聞いて、って言いながらリモコンとって、加湿器に水入れて、っていうのもクリープハイプっぽいよな…(感想それしか言えないのか?)
8.左耳
イントロ鳴った瞬間に会場がまさに「息を飲む」っていう表現ぴったりなくらいわあってなった瞬間に静まって、Aメロの時のあり得ない静けさがとても良かった…
私もびっくりしてイントロ鳴った瞬間にやわら状態(※お笑い芸人のやわらのツッコミのようになること。知らない人は有田ジェネレーション観てください)になってしまった。
改めて聴くと歌詞が良すぎ…… サビの歌詞どうした?!ってなる。
9.バイトバイトバイト
初武道館か?というセトリ。ここにきてこの曲を選ぶ当たり私はずっとクリープハイプを好きでいられるんだろう。
10.バブル、弾ける
この曲が1番嬉しかったし最大の行って良かったが詰まっている。
私の就活のエンディングテーマなんですけどこの曲、「それは本当にそう」すぎて歌詞噛み締めて泣きそうになった。
本来の題材は風俗の女の子に恋しちゃった、という風に読み取れるけどどんなテーマにも当てはめられるのがクリープの歌詞のすごいところで、「あの頃の僕にとってそれだけがすべてだったんだ」の“すべて”ってきっと誰にでもあるよなと思うし無いような人と仲良くなれる自信が無いな…
私がクリープで1番好きな曲「蜂蜜と風呂場」だったり、あと「欠伸」とか、風俗題材チックな曲には名曲たくさん。
11.明日はどっちだ
バブルからのこれはやてくれー!!涙腺崩壊コース。
最近は仕事が嫌という感情しかなく、ひとりで過ごす時間がより一層大事≒人と関わりたくない(ミスチルの「しるし」の歌詞みたくなってしまいました…)
なので、人を好きになることもなく恋愛ソング聴いても前より何も感じられなくて、だから最近はこういう頑張れ系の曲が逆に余計に沁みちゃって。
「明日はどっちだ」「陽」あたりのラインは本当にやばいですね……しかも根拠なくがんばれ!!!!!!っていう曲は作らないところがクリープの良いところなんすわ(つ~た~わ~れ~)
ちなみにマセキ芸能社のパーパー星野さんは仕事終わりにかけつけた新木場でこの曲が流れていたらしいんですけど、いやドラマか。
12.傷つける
いやどういうセトリ?!8曲目の左耳からしんみりしだして攻めてるなーと思った…。
やると思ってた「ラジオ」「バンド」「百八円の恋(増税バージョン)」もやらなくて、改めて良い意味で期待を裏切る良いセトリだったなあ。
13.ボーイズENDガールズ
こちらも、♪拝啓っ の瞬間でやわら状態になってしまいました…
今回聴けて良かったランキング3位の曲です(2位はこれから出てくるよ!)
曲調も歌詞もこんなに良い歌他にあったら教えてレベルで良いよな、両者の良さがマッチしていて相乗効果がありすぎている。
まあ、「離れていても心は近くだって思ってたい」「おんなじ空を見ていたい」“あなた”など存在しないのですが……
14.愛は
ここでようやくアップテンポな曲きました!
個人的に、短い曲が好きなのでこの曲もすぐ終わって良いし、なにより三四郎の漫才のオチの部分で毎回笑っちゃうんだよな(終わりでーす)
15.SHE IS FINE
聴けて良かったランキング3位の曲、これです!!
たぶんこの曲の前にMCが入ったんだけど、尾崎さんが「いつもより静かだな。しんみりした目で見てくるのやめてよ」的なことを言っていて、そりゃこのセトリじゃファンもしんみりせざるを得ないでしょうが感。
フェスとは違う、懐かしい曲をやりたかった的なことも言っていて、これだから私はワンマンさえあれば生きていけるのだ…と強く思った。
MCの締めに、「ヤリ○ンの曲をやります」って言って、会場キャー!となるも私(ど~れ~?!)となっている間に流れたイントロでやわら状態…
歌詞の解釈でディベートできる説でお馴染みのこの曲、ライブで聴いてもノッていたかと思いきやラストの「君のその愛がいつか届きますように その恋がいつか叶いますように」の文言にびっくりしすぎて毎回置いていかれちゃうんだよな
16.イノチミジカシコイセヨオトメ
17.手と手
この2曲を流れで聴ける喜びったらない…
今回のセトリが良いのも、「死ぬまで一生~」からの曲が多いからっていうのも分かってるしこのアルバムがなんだかんだ最もお気にいりって思っちゃうのも分かるけど、アルバム出すたびに(もう良い曲は作れないだろ…)のハードルを軽く越えてしまう凄さあってこその感情なんだよな
18.私を束ねて
ここでカオナシ曲!カオナシさんもアルバム出すたびに良い曲ぶち込んでくるからすげぇや…の気持ち しかし最もキャンバスライフが好きなのでいつか聴きたい
19.社会の窓と同じ構成
ここで会場の空気ガラっと変わって、途中のしんみりゾーンで温存した体力が爆発したいたいみんな。
20.身も蓋もない水槽
バイト先大好き少年だったから、バイト先にクソはいなかったけど今ならこの曲ひとりカラオケで大声で歌いたいわ…
21.HE IS MINE
まぁやらないわけはないかこの曲―!終盤にもってこられてワンチャンやらない…?と期待しつつも、イントロ聴いちゃうと楽しいし叫んでる自分がいるんですよ~。(導入で終わるクールポコ)
22.風にふかれて
「最後の曲です」「「「えー!」」」
何やるんだろ、全く想像つかない……からのイントロやわら状態。
「死にたくなった」という歌詞が含まれた曲をこんなにさわやかに仕上げられるフロントマン、尾崎世界観だけ説。
尾崎さんライブだと音源より3オクターブ高くて、そんなにうまいってわけじゃない印象だったけど、この日めちゃくちゃ歌うまく聴こえて(誰の何?!)、でもこの曲のサビの高いところは高すぎて良かった。
声高い男ボーカルが、ライブで声張り上げ過ぎて少年が叫んでいるみたいになっちゃう現象が大好きなんですよ(伝わらないと思うけど、つ~た~わ~れ~)
「君はまだ生きる」と言われたので生きなきゃですね… かなり昔の曲だけどメッセージ性の高さを思い知らされた。
アンコールは無し。
前回のワンマンでも確か無かったと思うけど、アンコール無しは潔すぎてカッコいいし全バンドアンコールしなくて良いよって思う。今回みたいに完璧な本編だったら物足りなさが全然ないからさ…
正直最近は全くクリープハイプを聴いていなくて、そもそも音楽を聴いていなくて、セトリの想像も「あ~あの曲やってほしいな~」もなくて、ただただ「いや~、なっつかしいな~!」のバイきんぐ西村のマネをするハリウッドザコシショウの感情で行っただけなのにまんまとやられてしまった。
10周年を迎えるということで、続々発表される告知も無理ない範囲で楽しんでいきたいし、今回みたいにいろいろな運とツキが巡り巡ってまたライブに行けたら良いなと思う。